「ソラ〜!!こっち、こっち!!」

先生が手を振って僕を呼んでいる。


本当に2、3分もしないうちに先生は戻ってきた。


僕は気付かれない程度の、ため息をもう一度ついて先生の元へ向かった。

「凄いですね…本当に2、3分で戻ってくるって。スゴい早技じゃないですか??」

「ぇ??ただ単に駐車場が近かっただけよ。」

じゃあ、別に駐車場で一緒に降りても変わらなかったのに…と思ったけれど大した事では無かったので、僕の心の中だけの思いにしておいた。