鏡に写る自分の腕は赤く染まっていた。


罪には罰…


恋するのが罪というならば、耐えられない…



腕を赤く染めるだけで良いのなら、喜んで罰を受けよう。


それほどにサヤカを愛してしまったから。



サヤカは初めて僕が僕で在る事を認めてくれた。



お金と引き換えでも無い。

偽物の愛でも無い。



ただ僕が僕で在る事を認めてくれた。