でも…


恋しちゃいけないんだ。



僕は汚れているから…

サヤカとは不釣り合いな程に。


でも伝えたい気持ちが抑えられない。


そんな時、冗談の様にメールを送るんだ。

「俺、サヤカの事が大好き。愛してるよっ!!」

冗談の様なメールの中に真実を混ぜて、気付いて欲しいけど、気付かないで欲しいなんて、矛盾した事を言う。

「私も大好きよ、愛してるっ!!」

僕は心を踊らせる。


でも次の瞬間、サヤカの言葉の中に、大人なりの僕に付き合わせてくれたメッセージを、くみ取り胸を痛みが突き刺す。