誰も、この世界の異常に気付かない。



こうして間違いだらけの世界は廻り続けるんだ。



終止符が打ちたくて仕方ないのに…


ユイは体を重ねる度に、いつもベッドの上で囁く。

「ソラ…愛してる??」

僕は、

「愛してる。」

って決まり文句の様に言う。


そして僕はユイを強く抱き締める。


そしたら、また決まってユイは、

「ソラは…悲しい目をしてる。」

だ何て言うんだ。