大切な記憶







楓は体育館の裏に連れてこられていた。





弱い奴等だったから早く片付いたけど…



やりすぎたかな…?



でもこいつ等が先に喧嘩ふっかけてきたんだし。




あたしは話し合いで解決しようと努力はしたんだよ?






「なんやこれ!?」




ビクッ



しまった!!


ここが学校だと我にかえる。



誰かに見られてた!?




てかこの倒れてる奴らの仲間か?




どうする…。



此処で呼び出し、脅すか…





『……誰?』




……。




返事は帰ってこない。




『出てきなよ。』




そう言うと物陰に隠れていた人達が出て来た。




あら、意外に素直だね。



なぁーんて言っている場合ではない!!