「勝負」 今度はお互いが様子を見合う。 手元を上げて、小手を打たそうと誘うが誘いに乗らない。 結局相手が小手面を打ってきて鍔迫り合いになる。 鍔迫り合いから分かれ面に飛ぶ。 予測していたかのように相手も面でかわす。 相面になる。 「面あり」 主審の声が聞こえた。 自分の右に立っている副審2人の旗は赤と白、 左に立っている主審の旗は… 「赤」 私の勝ち。