「えっちの経験がないからかな?」



気づけば結は俺の膝の上にのっていた。


朝と同じ光景。



て。



「は?葉月としたことないの?」



こいつら、中学3年生の時から付き合っていたはずだ。


軽く3年は付き合っているはずなのに。





「葉月、どんなに誘惑してもあたしに触れることなんてなかった」



あいつ。

好きな人に誘惑されても動じないのかよ。


さすがだ。


俺なんて好きでもなんでもない親友の彼女のいたずらに簡単にひっかかるくらい我慢できないんだぞ。



「あたしに気をつかってたのかな」



「アイツは男の誇りだ」



あーいう紳士的な男が存在するもんなんだな。



結の谷間に目がいった。


サイズなんてわからないけど、かなりでかいのは想像つく。


興奮しかしない。


俺の思考回路はまたえろい方向へと進んでいく。



「葉月とえっちしたら成仏できるのかな」



そうか。

「でもどーやってやるんだ?お前はもう、」



死んでいるじゃないか。



この言葉だけはなぜかいえなかった。



「アーキ、葉月とえっちしたい」




それでほんとーに成仏できんのかよ。


てかその前に故人とえっちできんのかよ。




「それとも」


結は人差し指をたてて俺の唇にくっつけた。



「アーキ、する?」



ちょ



えろ




俺の好きなシチュエーション。



ドキドキが止まらない。




「嘘だよ」



彼女の一言になぜか悔しがっている自分がいた。



あ~俺はさいてーだー。