始まりの春、終わりの冬



それから少し暗い所にいって私たちは、キスをした。

「んっ//」

私にとって初めてのキスだった。

「ん//……あっ…ふぁ//」

とても長いキスで、息が続かない…

「実夢…可愛い。鼻から息吸っていいんだよ?(笑)」



キスが初めての私には、キスのしかたなんて分からない


鼻息がとてもくすぐったい。

海斗のふわりとした髪が風になびく。



海斗の唇はとても優しかった。

「ごめんね、初めてのキス…//だったからよくわからなくて」

すごくドキドキする…

「えっ!ごめん、ファーストキスだったんだ…。初めては、好きな人とがよかったよな」



海斗が少し暗い表情をした。



実夢は、そっと微笑んで

「大丈夫だよ。それより、そろそろ帰ろっか。もう暗いから家まで送ってね」


その言葉には、実夢の優しさがつまっていた。



実夢は、わかっていたんだ。
海斗の笑顔が偽物だって…

無理してるって…

分かってる。



だけど…どうしても頭のなかに、里留くんの顔が離れない。


今は海斗のものなのに、里留くんのことが頭から離れない。




こんなときだからかな?会いたくなる_。


『会いた…い…よ。里留くん…』