始まりの春、終わりの冬





海斗の手が実夢の首もとに触れる。


「ひゃあ//」

ドキッ_。

「もう、くすぐったいよぉ。なに海斗?」




「ごめん実夢……キスしたいかも」


やっぱ、我慢出来そうにないわ…

「へっ?//」

私の聞き間違えかな?間抜けな声が出た。

「だから、実夢とキスしたい」

「だ、ダメだよ」

やっぱり、聞き間違えじゃなかった。
だってキスって、あのキスだよね…?


「実夢にふられたのは、分かってる。だけど、どうしても諦めきれないんだ。それに今の実夢……無防備でエロすぎだから…//」



『海斗とキス、するの?』



「え、えろ…エロい///」


顔が熱くなってきた。

たぶん今の私、顔真っ赤だろうな。


「実夢。僕が実夢のこと好きって、分かってて誘ってるの?そうじゃなくても結構僕、我慢してる」


「ちがっ!違うよ//誘ってなんかない!」


「キスしてくれないと、僕実夢を襲っちゃうかもしれない……。ごめん。これでも、我慢してるだ」


ここでこう言うことを言うのは、自分でもズルいとおもう。

だって、純粋な実夢なら『分かった』っていいそうだもん。


「分かった。分かったから///」

ほらね。



これは、最初で最後の海斗ととのキス。


やっぱり海斗はずるいよ…
私は、海斗に弱いんだから。

それにしても、海斗は小悪魔だ。