始まりの春、終わりの冬


里留は綺麗に整頓された自分の部屋にいく。


そこで実夢のことを思い出した。





「なんで俺は、あそこまでしたんだろう」



里留はそんなことを考えていた。




「なんで俺はあのとき実夢を抱きしめたんだろう…。」


考えれば考えるほど疑問が頭に浮かぶ。




時計を見ると11時をまわっていた。





・・・

「…明日も早いしそろそろ寝るか」



里留は部屋の明かりを消した。







……


その頃、実夢は寝むれずにベットの上にねころんでいる。



「どうしよう…。里留くんに泣いてるとこ見られた。しかも里留くんの腕の中とか…」



私、なんてことしちゃったんだろう…//


恥ずかしい…





思い出すだけで顔が赤くなってしまう。



里留くんの香り、力強い腕、心臓の音、
どれもしっかり覚えてる。





……。


「里留くんの心臓の音、すごく聞こえたなぁ…」



里留くんも緊張したのかな?



里留くんが助けてくれたとき本当に嬉しかったなぁ…


すごく安心した。




もっと里留くんに近づきたい…。


実夢は心からそう思った。