「もう止めてよっ!!そこばっかり触るのっ!!」



「じゃあ……他はいいんだ?」


玲央くんはニヤっと笑う。



「えっ…!?」




べ…別にそうゆう意味じゃ…っ




「っっ…!?!?」



「ぅわっ。未亜って胸ちっちゃ!」


そう思っていたら、いつの間にか彼の手が段々と上昇し…
その手が私の胸を捉え、そんなことを言われてしまった…。



「/////……玲央くんのえっち!!変態!!もうやだぁー……っ!!」


玲央くんの言葉で、すっごく顔が熱くなるのを感じる。
そして、そう言いながら手足を精一杯バタバタさせた。




もうやだ…っ!!玲央くんって変態じゃんか…っっ




「あっ……暴れた」



「えっ…?」


悪魔の声が聞こえたような気がして私は手足の動きを止める。



「嘘。もういいよ」



「もぉ~……っ!!」

玲央くんはそう言って私の上から退いてくれた。
そのお陰で私はやっと起き上がることが出来た。




やだ、やだ、やだ、やだ……!!何これ…?玲央くん何がしたいの…っ!?




「…ねぇ、未亜ちゃん」


またベッドの端に座った玲央くんが言う。



「んん…?」


その隣りに座った私が振り返る。



「さっきさー、すんごい鼓動早かったよ?」



「えっ…!?//そ、そんなの…当たり前じゃん…っ」


最後は俯きながらそう言った。




だ、だって…好きな男の子に身体を触られたことなんてないもん…っ
っていうか…好きになったのが玲央くんが初めてだから当然だけど…。