スタートライン~私と先生と彼~【完結】


「へ??」


なんともマヌケな声が出た。


「憧れなのかもしれないがな・・・」


俺の心の中を読むように、見つめられて言われたので、俺は思わず目を逸らし俯いて、曖昧な相槌しかできなかった。

「はぁ」

「斎藤先生なら大丈夫だと思うけど、生徒との恋愛には気を付けるようにな」


そうニッコリと笑う先生は、『なんでも知っているよ』と言わんばかりの表情だった。


「は、はい」

原田が俺の事が好きだなんて、考えた事もなかった。

それと同時に川田先生からの言葉が、苦しかった。


先生は気付いているのか?俺は、誰にもばれていない自信があったのに・・・。

それよりも、川田先生の言葉が頭を離れない。


『原田は、斎藤先生の事が好きなのかもしれないな』

『憧れなのかもしれないがな・・・』

原田が俺の事が好き・・・?

でもそれは憧れにしかすぎない・・・?

だとしたら・・・。


俺は、どうしたらいい?