スタートライン~私と先生と彼~【完結】


センター試験が終わると、次の日には自己採点をし、受験校を決める相談でごった返していた。

担任の川田先生の前には、常に相談しにくる生徒がいる。

俺にも相談しにくる生徒もいる。


原田は完璧に近い点数を取っていた。

その中でも、数学と化学は満点を取っていた。

これなら京府大学、受けることができそうやな・・・。

俺は原田の点数を知っていながら声をかける。


「原田、どうだった??」

「先生、数学満点だと思います!」


ピースサインをして答えてくれたその顔を写真でも撮っておきたいくらいだった。

「そっか。よかったな!原田は頑張ってるからな。あともう少し、頑張れよ!」


「はい!」


元気に返事をしてくれた彼女の後ろ姿をいつまでも見ていたい気がしたが・・・。


「先生、どうしよう・・・」


次の相談者が来たので、すぐに現実に引き戻された。