スタートライン~私と先生と彼~【完結】



片付けを終わっても、まだ19時半だった。

二人でベッドにもたれかかってDVDを観る。

さっちゃんが大学の友達に借りた甘々の恋愛映画。


やっばい・・・キスシーンとかやばいって!


さっちゃんに触れたくなってきた!!

そう思った瞬間、さっちゃんの手を引っ張ると抱きしめた。

「さっちゃん・・・キスしたいなぁ」


もう、遠回りなんてしようと思わなかった。

いや、考えている余裕なんてなかった。


「いいよ」


さっちゃんは俺の肩にもたれ掛かってきたので、両手で彼女の顔に触れ、顔を上げさせ、キスをする。

彼女の表情を見ながらゆっくりと唇を離す。


あ・・・さっちゃんの顔、色っぽい。

あー止まらん!!再びキスをする・・・深く、深く・・・。


「ん・・・あ・・・」


これまでのキスとは違い、さっちゃんの口から熱っぽい声が子零れる。


「その声・・・エロいよ」


彼女の目を見て言うと、彼女は恥ずかしそうに俯く。


「だって・・・隆が・・・」


だって、何?言って?


「嫌?こんなことするの?」


わからないんだ。

さっちゃんは、俺とこうなってもいいと思ってるの?

教えて。


「嫌じゃないよ」


と言うと抱きついてきたのが嬉しくて、不安なんて吹っ飛んでしまう。

そして、きれいな髪を優しく撫でた。

あぁ、この髪を洗ってあげたいな・・・・・・。

変かな・・・俺。