スタートライン~私と先生と彼~【完結】



夏本番。

いつものようにデートして、夕飯をどうするか?って話になったから俺はリクエストした。


「さっちゃんのきんぴらごぼうが食べたい」

「じゃあ、材料買って帰ろうか?」


さっちゃんの料理はめちゃくちゃ旨い。

その中でもきんぴらごぼうは絶品。

スーパーで買い物をしていると、同棲でもしているような気分になる。


手際よく料理をするさっちゃんの後ろ姿を見るのが好き。

テレビを観ながらチラチラ台所の方を見る。

正確に言うと、台所にいるさっちゃんを見ながら、チラチラテレビを観ている。

そして、やっぱり我慢できなくて、さっちゃんの側に行く。


「さっちゃん」

「はぁい」


そんな甘い声を出さんといてくれる?

俺は後ろからさっちゃんを抱きしめた。

さっちゃんの体温を少しでも感じるだけで、俺への刺激は十分である。


「危ないよ」

「嫌やね。離せへん」


そんな子供みたいなことを言いながら、抵抗しないさっちゃんの首筋にキスを落とした。


「んっ・・・り、りゅう?」


やばい、そんな声出すなよ。あー我慢できない!


「隆、できたよ♪」


「は、はい」


タイミング良く、料理ができたので、素直に返事をしてしまった。

俺は、性欲より先に食欲を満たすことにした。


「やっぱり、うまい!」


「ありがと」


こんな生活を毎日したいなぁ。

さっちゃんの手料理をたらふく食べて、片付けをする。