スタートライン~私と先生と彼~【完結】



合コンが終わってすぐに俺はさっちゃんの部屋に行った。


「会いたかった〜」

玄関から出てきたさっちゃんを抱きしめた。


「どうしたん?」

「会いたかったよ」


ほんまに会いたかった。合コンなんて行くんじゃなかった。


「他の女の子の匂いがする隆は嫌」


えっ?

あの女の香水か?!

「さっちゃん、ごめんよ。隣にめっちゃ香水の臭いがきつい女がいてさ、その女がさ、なれなれしくて・・・」


さっちゃんが悲しそうな顔をしている。


「どうした?」

「女の子のことそんな言い方したらあかんよ」

・・・そんな悲しそうな顔で言わないでよ。

「うん。ごめん」

「その調子やと、不機嫌そうに居てたんでしょ?」

「・・・・・・」


はい。確かにほとんど黙ってました。


「・・・ふふふ」


笑ってる??


「でも、私としては嬉しいよ」


ニッコリ笑って言ってくれた。

俺はさっちゃんを抱きしめてキスをした。

そして帰ってきた。


ファーストキスをした日から1ヶ月。


それ以上のことはまだしていない。