スタートライン~私と先生と彼~【完結】


放課後に早速買いに行ったが、周りは女子高生や女子中学生ばかりで、俺は確実に浮いている。


かなり恥ずかしいし!


少し注目されながらも、さっちゃんのために選ぶとすぐに店を出た。とりあえず買うことができたプレゼントを大事に持って帰った。

これを渡して、告白。


「初めて見た時から好きでした?」

「俺、さっちゃんのこと好きやねん?」

「好きです。付き合ってください?」


何て言ったらいいんや!?


わけのわからないシュミレーションをしていると、余計に頭が混乱してきて、どうも自信がなくなってくる。


月日が流れるのは早いもんで、今日はさっちゃんの誕生日。


それまでもメールはしていたが、もちろん進展なんてなかった。


今日もメールしておいたらよかったかな?

急に現れたら変に思うかな?


俺はそそくさと帰る準備をして、さっちゃんの元へ向かった。

さっちゃんの学校へ向かう道を歩きながら、なんて告白するかを考えていた。

慌てて学校を出て来たが、さっちゃんは出てくる気配がない。

そのかわりに、木下の彼女の手越さんが現れた。


「あっ、笠野くん、沙知を待ってるの?」


彼女は、明るい声で俺に話し掛けてくれた。その隣にはさっちゃんはいない・・・。


「あ、うん」

「沙知ね、掃除じゃないかな?」

「ありがとう」

「頑張ってね〜」


と含み笑いをしつつ、そう言うと手越さんは走って帰ってしまった。


そうか・・・掃除か・・・。

それならしばらくしたら出てくるかな。

手越さんが帰ってはや1時間。


掃除じゃなかったんかな・・・。

裏門とかあって、そっちから帰ってないよな?待てば待つほど、告白する勇気が奪われてくる。