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「さっちゃんって、絶叫系大丈夫なんやね」
さっちゃんは、絶叫マシーンに乗っている間も楽しそうで、そして今もケロッとしていた。
「うん。好きな方かな〜」
本当に単純なんだが、俺達、気が合うかも〜。
なんて勝手に思っていた。
「じゃあ、どんどん乗るで!次、あれは?」
「いいよ〜。行こう!」
俺らは全てを制覇するべく、次から次へ絶叫マシーンのはしごをした。
「あっ、木下から電話。ちょっと待ってね」
「うん」
その『うん』かわいいし。
木下からの電話は、そろそろ昼飯にしようかという内容だった。
木下は、「このままはぐれておくか?」と聞いてきたが、「いや、大丈夫」と答えた。
「さっちゃん、みんな飯にするんやって。行こうか?」
「もうそんな時間なんやね。早いね」
俺も同じことを感じていたんので、さっちゃんも同じように感じてくれていたのが嬉しかった。
もちろん俺は、大好きなさっちゃんと一緒だから。
それに、冬だというのに全然寒くないし。
俺らは並んで、木下たちが待っているレストランに向かった。
レストランに入り、食事をしていると、初めて会った時に俺がオムライスのケチャップを口元に付けていたのをさっちゃんに指摘されたのを思い出した。
今回は、そんなことがないように気を付けてパスタを食べた。
さっちゃんは圭たちを気にしているみたいだ。たまに見せる二人の笑顔がを見て嬉しそうだった。
「気になる?」
聞いてみた。まさか圭が気になるってことはないよな?
「えっ?なんかね、あの二人さあんまり話をしてなさそうなんやけど、なんか幸せそうじゃない?」
たしかに、『なんか幸せそう』
「そうやな。圭もいつもと違う感じがする」
「そうなん?」
頷きながら言うさっちゃんは、二人の様子を伺っていた。
「橋本さんが変えてくれるかもな」
実際、本当に橋本さんは圭を変えてくれるかもしれない。
でも、俺は圭たちのことより、さっちゃんとの関係を近づけたいよ。

