次の日、川田先生のホームルームが終わり、職員室に戻りコーヒーを飲んでいると、俺が聞きたい声が聞こえた。
「失礼します。」
新学期が始まり、ようやく原田に毎日会えるというだけで、俺のテンションは上がっていた。
かなり、のめり込んでしまってるよな・・・。
「川田先生、宿題集めて来たので置いておきますね。」
重そうなテキストの束を持ってきた原田は、川田先生の机に置くと、すぐに立ち去ろうとしていた。
「あぁ、ありがとう。重かっただろ」
「いえ、奥村くんが入口まで持ってくれたので」
『奥村くん』という別のクラスの男子生徒にあからさまに反応をしてしまった。
「奥村って、隣のクラスのか?片山はどうした?あいつもクラス委員だろ?」
「片山くんは、他の教科の課題を集めて持って行ってくれたし、みんな手伝ってくれてます。」
「そっか。それならいいが」
「失礼します」
俺は奥村が出て来た後の会話は、右耳から入り、左耳から抜けていた。
「失礼します。」
新学期が始まり、ようやく原田に毎日会えるというだけで、俺のテンションは上がっていた。
かなり、のめり込んでしまってるよな・・・。
「川田先生、宿題集めて来たので置いておきますね。」
重そうなテキストの束を持ってきた原田は、川田先生の机に置くと、すぐに立ち去ろうとしていた。
「あぁ、ありがとう。重かっただろ」
「いえ、奥村くんが入口まで持ってくれたので」
『奥村くん』という別のクラスの男子生徒にあからさまに反応をしてしまった。
「奥村って、隣のクラスのか?片山はどうした?あいつもクラス委員だろ?」
「片山くんは、他の教科の課題を集めて持って行ってくれたし、みんな手伝ってくれてます。」
「そっか。それならいいが」
「失礼します」
俺は奥村が出て来た後の会話は、右耳から入り、左耳から抜けていた。

