スタートライン~私と先生と彼~【完結】



「じゃあ、着替えて来ようか」

木下くんの一言により、私たちは着替えに行った。


「うわぁ、沙知めっちゃかわいいし」


着替え終わり、荷物をまとめながら、理香が声をあげる。


「理香、大きな声で!」

「沙知はスタイルいいから羨ましいよ〜」


奈緒は顔を曇らせながら言っているが、二人ともスタイルはいいと思う。

あぁ、なんか恥ずかしいなぁ。

でも出ていかないとね!


理香と奈緒はビーチへ出ていくと、真っ先に彼氏の元へ駆け寄って行った。


私は???


隆が目の前にいた。

恥ずかしいから、見ないで下さい。


「さっちゃん、似合ってるよ」

気のせいかもしれないが、隆の顔が赤い。

「ありがとう」


きっと私の顔も赤かったにちがいない。

できるなら、砂の中に潜りたいくらいだ。


「さっちゃん、行くで!」


と言い海へ向かって走って行った。


散々、遊んで夕方は近くのレストランで食事をして帰って来た。

久々に会ったみんなとは、相変わらずね馬鹿話で盛り上がった。

心配していた隆との仲のことも聞かれることもなかったので、安心した。

こうやって、みんなで遊ぶことができるのも今のうちだなと考えると、寂しくなってくる。



結局、実家には1週間いたが、みんなと遊べたのは1日だけだった。