スタートライン~私と先生と彼~【完結】



センター試験が終わりるとすぐに自己採点をした。

どうやら私は自分の実力を出しきれたようだった。

数学と化学と英語は満点だった。


うれしくて、うれしくて先生に、報告したいのに・・・そんな時に限って会えない。ようやくお昼前に廊下で先生に会えた。


「原田、どうだった??」


先生は優しい声で近づいて来てくれた。

きっと、先生は知っているんや・・・私の結果を。だって、知らなかったら、もう少し心配そうな表情をするでしょ?

でも、先生の顔は、今にも笑いが込み上げてきそうなんやもん。


「先生、数学満点でしたよ!」

ピースサインと共に笑みは自然に出てくるのがわかった。


「そっか。よかったな!原田は頑張ってるからな。あともう少し、頑張れよ!」

「はい!」


『原田は頑張ってるからな』


先生のその言葉だけで、私頑張れそう。


絶対に頑張るから!


先生が応援してくれるから・・・頑張ることができる!


私は、力強く廊下を歩き出した。

廊下から見える外の景色は、まだまだ春は遠いというように、冷たそうな風が吹いていた。