スタートライン~私と先生と彼~【完結】

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4月に入り、新入生が入って来て、また新しい生活が始まった。

もう、原田はここにはいないんだ。

桜の咲く時期に出会い、次の桜が咲く頃には俺の前にはいなくなってしまった彼女。

この廊下から桜並木越しにみる彼女の笑顔が今でも脳裏に焼き付いている。


あの時の俺の解答は合っていたのだろうか?

君は今、誰と過ごしている?

一人でいるのか?、


やはり胸にポカンと開いた穴は、なかなか埋めることができなかった。


俺は友達が誘ってくれた合コンに行き、彼女もできた。


大切にしようと思った。

小まめに連絡を取るようにしてデートもした。

わざと、忙しくして忘れようとしていたのかもしれない。




そんな生活を2年続けた。