落ちるとき、逆さまの世界で君を見ました。 口元は言葉を紡いでいたのに、私には君の言葉が聞こえません。ねぇ、なんて言ったの? 植え込みに倒れたままで見る空はきっと、どんな場所よりも遠いのだと、私は気付いたのです。