迫ってきたあたしに危機を感じたのか半歩くらい下がった茜ちゃん。
「あ、茜ちゃん…告白のお断りはなんて言えばいいんだろ…?」
真剣に言ったのに…茜ちゃんは爆笑していた。
…もう真剣に言ったのに…(涙)
「まだ告白されてもいないのに断る理由考えてるところが…かわいそうだねぇ」
茜ちゃんはそう言って哀れむような目で廊下にいる彼を見ていた。
…だって告白されてもまだ名前も知らない人にOK出す方がおかしいと思う。
「…いやいやまだ告白とは決まっていない!!そんな自意識過剰なことは考えない!」
あたしが独り言を言ってるのを聞いて茜ちゃんは
"いや絶対告白だろ…"
と呟いていたが自分の世界に入りこんでるあたしには全然耳に入ってこなかった。
そんな大声で話してるのを隣りのクラスの男子くんが聞こえないわけない。
すごすご去る姿をあたしは全然気がつかなかった。

