ちりんちりん。
「あーお腹いっぱいっ!」
パンケーキ屋を出て
クロは苦しそうにお腹を押さえた。
いや全然食べてないけどこいつ…
ぶらぶら歩いてたらクロが一点をじーっと見つめていた。
『どーしたの?』
クロの見つめる先を見るとスナップ撮影していた。
モデルとして立ってるのは今女の子に人気の読者モデルだった。
クロもあーゆう男子が好きなのかな。
色白で細い王子様みたいな男子。
俺と真逆な男子。
「いやわんこもあーやってモデルやってるのかぁ〜って想像してた。」
俺のことかい…笑
別に自慢じゃないが読者モデルをたまにしていた。
『どーせ似合わなーい〜とか思ってたんでしょ?』
ふざけてクロに言うと真剣な顔して俺を見ないでそっぽを向いて言った。
「いやきっとわんこが1番かっこいいんだろーなぁって思って見ていた。」
…は?!?!
クロがそんなこと言うと思ってなかったからちょっとドキッとした。

