女の子がいきなりベッドから立ち上がった。



『?!うわ?!ちょ、なんか下履けよ!!』




俺は赤くなりながら言った。




どんな格好してたかって?



Tシャツ1枚で下は何も履いてない。



白くて柔らかそうな太ももが嫌でも目に入ったらそりゃドキドキはするさ。



いや?いつもはしなかったかな?




「なんか下履けだと?どーして下履いてないのかって?あなたのせいだよ。」




え?俺のせい?


ヤった後めんどくさくて履かないとかじゃなくて?



「あなたがゲロってあたしの服にもかけたからだよ。おかげであたしのズボンはゲロまみれ。だから下履いてないんじゃなくて履けないの。」



淡々とそう言う彼女の前で俺は絶望していた。



まさか…人にゲロかけるとは…しかも他人だし女の子の前で…




「そんな多大に迷惑かけたあたしに盾突こうっていうの?」



楽しそうに笑ってる彼女が悪魔に見えてきた。




『めっそうもないです…。」




俺は悲しい声でつぶやく。



その声を聞くとニコッと笑ってまたベッドに座り直した。