はぁ?それ聞くかふつー…
今話すわけ?
「まぁあれだよ〜今後の恋愛のデータの為にもよろしく頼むよ〜」
翔が箸をマイクの変わりにして俺に向けてきた。
こいつぜってぇ楽しんでる。
くそーむかつく!!
俺は半分くらい残ってたジントニックを一気に呑み干した。
「おぉ〜いい呑みっぷり。で?中西さん今の心境は?」
ったくどいつもこいつもうるさいな。
『…アイツ浮気してたんだよ。』
俺がそう呟くとみんなぽかーんとした目で見てきた。
『何だよ?』
なんかおかしいか?
「いや…あんな顔の子がねぇ〜」
そーいえば翔に沙奈の写真見せたことあったっけな…
まぁ顔だけ言ったら美人だな。確かに。
「まぁ〜顔だけだったらストライクゾーンだな。ほんと俺ら好み似てるよな〜」
翔がそう言って俺の肩を組んできた。
『おい〜やめろよ〜てか酔っ払いすぎ。』
見れば翔は潰れる寸前って感じだった。
「いやいやお前も相当キテると思うぞ。てかほんとお前ら女の好みまで似てるとか爆笑だな(笑)」