さかな(下書き)



トンキーに行ってパクリもののサンダルを買う。
あぁ...都会に来たのに...この格好に...恥ずかしい...

((あー!見栄張らなきゃよかった!
蒼太さんは普通にしてくれてるけど...ハズッッッ!))
心の中ではもう赤面で暴れまくっていた。

≪ありがとうございましたー!!≫という店員の声を背に隣で歩く蒼太さんに
「...すいません」
と恥ずかしさが隠しきれない状態で必死に謝る。
「大丈夫だよー」って優しい口調で返される。

(絶対に大丈夫ではない...)
と私は心の中で思いながらも足の痛みから解放された私は
サンダルをいれた袋をブラブラさせながら蒼太さんの隣に小走りで付いていった。