「ちーちゃん危ない!!」



と。
私が呆然と迫り来るトラックを眺めていると突然体を押され、私の体は大きなぬくもりに包まれた。

そして体に衝撃が走った。

その瞬間私たちの体は宙に舞い、地面に叩きつけられた。

私の身体の至る所から血が流れ、地面を赤く染める。

温もりに包まれていた身体は急に暖かさを失い、徐々に冷たくなっていく。

暫くして耳障りな高音と、赤いランプが見え始めた頃、私は意識をうしなった。


.