Side 唯菜

一年前・・・

ガッシャーンッ!!!

ママ「この役立たずっっ!!あんたなんて、産むんじゃなかったわ・・・!!」

パパ「出て行けよ。お前なんて誰も必要としてねぇんだよ。」

バンっ!!ガチャン。

しめだされた。パパもママも、私なんていらないんだ・・・。

ポロポロ・・・。な、なにこれ・・・止まんな・・・い。

気が付いたらフラフラと公園に来ていた。

唯「はぁ・・・。死にたいなぁ・・・。」

無意識にそんな言葉を発していた。そこへ・・・

?「え。君死にたいの?」

唯「は?」

誰この人達・・・?

?「あ、あ~。ゴメンネ?こいつがなれなれしくww」

?「で。死にたいの?」

唯「イヤ・・・。ま、まぁ・・・?」

図々しい人だなぁ・・・。人のプライバシーにズカズカと・・・。

?「ふうん・・・。親は?」

唯「・・・おいだされちゃって・・・。」

パパ、ママ、会いたいよ・・・。

?「じゃあ、居場所ないんだ?」

唯「そゆことになりますね・・・。」

ガシッ!

突然腕を掴まれた。

?「ちょっと、俺達についてきて!!」

と言うなり走り出した。

唯「えぇ!?ちょとぉ、なんなのよぉ~~~!!!」

と、ピタッと止まって喋りだした。

「あ!言い忘れてた!!俺の名前、「慎」な!!よろしく。」

「僕、「爽太」だよ!よろしく。」

唯「あ、えっと・・・。私、唯菜です・・・。よろしく・・・。」

2人「よろしく!!唯菜ちゃん!」


Side 慎

ワイワイ ガヤガヤ

凛「おい!誰かジュース買ってこい!!」

慎「え~?ヤダよー。」

実「じゃあ、じゃんけん!」

爽「さいしょはグ―!」

みんな「じゃんけんポン!!」

慎「ギャアアアアアア!!俺と爽太かよー↷↷」

爽「ひどいなぁー!早く行くよ!」

彩「いってらしゃーい!!」

慎・爽太「はーい!」