「照れんなって。お前だって本当は嬉しいくせに」 あたしのさっきの言葉なんてまるで聞こえなかったかのような言葉が返ってくる。 こいつには何を言っても仕方ないんだった、と思い出したあたしは、はあ、とこれ見よがしに大きなため息だけを吐き出して、外を見つめる。 はあああ。 もう。 ……本当に嫌になる。 なんで、この席なの。 よりによって、なんで、隣なの。 せめて前とか後ろとか、近くてもいいからもう少し何かあったんじゃないの。 ……ホント、なんで隣なの……!