ミツキは、俺以外の奴に笑顔を見せない.... 弟のシオンにも.... 「....シオン....」 俺はシオンの名前を呼んだ。 「....カイン.... 俺... カイン....の弟で....良かった.... ミツキ.... 俺のこと... すっごく.... 嫌ってたっけな.....」 「シオン....もういい.... もういいんだ.... 眠れ..そばにいてやるから... 眠れ....」 「ん... 少し...眠るよ... カイン... ありがとう」 そう言ってシオンは目を閉じた。