駆け引きナシのラブゲーム

廉の視線の先には、楽しげな声が漏れているクラブに入っていこうとする咲夜。

「…ッ咲夜……」

「…とりあえず、行ってみよう」

私は廉の後に続いた。





ガヤガヤとした雑音が響く中、私は廉についてくのが必死だった。


…咲夜………

毎晩ここに来てるのかな…

さっきも、慣れた感じで入っていったし…


なんだか、とても悲しくなった。