駆け引きナシのラブゲーム

私は廉の後を歩いた。

なんだか、とても心強かった。

「……廉。」

「ん…?」

―廉、ごめんなさい。

「ごめん…ね…?」
自分でもなんて言ってるか分からないくらいの声で言った。

「美沙姫が謝ることやないし。俺はお前と違って鋭いから!本心じゃないことくらい分かっとるわ!」

廉の温かいからかいが、嬉しかった。

「ありがと…ッ」

「はいはい♪―ッあ!!!!」

「え?」