「最近、咲夜君学校来てないねー」

昼休み、柚稀が私のクラスに来て言った。

「………うん」

咲夜は、あの時以来学校に来てない。
パパは咲夜がいないなら学校を休めと言うけど、そんな勝手なことできなかった。


廉に聞いても、旭君に聞いても知らないと首をふるばかりだった。



咲夜が学校来ない日が、何日も続いた。