次の日。

「美沙姫さん、おはようございます」

「おはよう、咲夜」
いつも通り、敬語の咲夜。
いつも通り、眠たい私。

いつも通りの、朝………。

しかし奴はそこに現れた。


「んあーーー!!!アリスやぁ!!!」


遠くから、もうスピードで走ってくる男子。

ア リ ス ?


隣を見ると青ざめた咲夜。
「………廉だ」

「ぇえ?!あれがぁ?!」