それから、喫茶店や射的、お化け屋敷などを見て回った。 1時間くらいたっただろうか。 チャイムが鳴り、『1−Bの生徒は体育館のステージ裏に集まり準備をしてください』というアナウンスが流れた。 「そういえば、美沙姫ちゃんはアリスをやるんだってね?」 「…うん、まぁ」 私は曖昧に応える。 「美沙姫さん、行きましょう!!パパさんママさん、楽しみにしてて下さいね!!」 そう言って咲夜は私の手をひき、両親と別れた。