「はいは〜い!!今日こそは文化祭の出し物決めるよ??!」
実行委員の笹山さんが、黒板の前で叫ぶ、

そろそろ文化祭。
どうやら出し物が決まってないのは私達のクラスだけらしい。


「…文化祭かぁ〜美沙姫は何やりてぇの??」
咲夜が後ろから話し掛けてくる。

「…ぅ〜ん。とくに……」
実際、これが正直な感想。

祭とかは好きだけど、自分が何かやるとなると気が乗らない。


「もう〜〜〜!!なんでみんなこんなに冷めてるの?!年に一回しかないイベントだよ??!」

「じゃあさー…笹山さんが決めればいいじゃん」
クラスの男子が溜息混じりに言う。

「ちょっと!!そんな言い方ないんじゃないの!?」
隣の席の女の子が立ち上がる。

「こらこら、喧嘩はやめなさい!!」
桃山先生が止めに入る。
「…とりあえず、今日一日考えてきて。明日また話し合います」

隣の子は静かに座る。


あーあ……
どうなるんだろ…