〜side.咲夜〜

「おじゃましました〜」

夜の10時をまわる頃、俺は美沙姫の家を出た。


少し喉が渇いたから自販機でコーヒーを買った時。
制服のポケットの中で携帯が震えた。


こんな時間に誰だよ……

「…はい」

『咲夜…?私』

「……桃香?」