「じゃあ、さっそく明日から頼むよ、猪本君!」

「美沙姫をよろしくお願いします」

パパとママはとても満足そうだった。

「どれ、信頼を深めるために、庭を少し散歩してきたらどうだ?」

パパ、そんな事いちいち提案しなくていいっつの!!!

「そうですね、行きましょうか」

そういうと、猪本咲夜は私の手をとった。


「ちょ、手までは繋がなくていい!!」

「心配ですから」

私は暴れ犬かい!



しかたなく(?)手を繋いだまま、庭へ出た。