「ちょっと、パパ!ママ!護衛なんてつけなくても大丈夫だってば!!だいたい…」

「美沙姫ちゃん、ママ達も心配なのよ。高校生になって行動範囲も広がるでしょう?」

「それにな、普通のオジサンに任せるより若くてカッコイイ者に任せる方が良いだろう」

「そんな…ッカッコイイなんて」

猪本咲夜は照れ笑いを見せる。


「まぁ!可愛いこと♪これじゃあ、ママまで毎日が楽しそうだわ〜」

ちょっと……ママまで


「美沙姫さん、よろしくお願いしますね」

猪本咲夜は私に向かって一礼。






……まぁ、いいか。


しかし、この選択が間違っていた……