「…それは嫉妬ですね」

そう言って急に出てきたのは柚稀。


「ギャッ」

私は思わず叫んでしまった。

「てゆーか柚稀、クラス違うし!!」

「咲夜君に会いたくて来たの☆あれ〜でもいないや」

そう言われて後ろを振り向くと咲夜と数人の女の子達が消えていた。


連れてかれた!!!


「あ〜ぁ、残念。また後で来ようっと♪」

そう言って柚稀は立ち上がる。


「ぇ?!ちょっと…!!柚稀ってば、咲夜の事好きなの??!」



そう言うと柚稀はピタリと立ち止まり、満面の笑みを見せて言った。


「『好き』って言ったらどーする??」



え…えー??!

『どーする?』って……。

私は何も言えないまま硬直。

すると柚稀は
「大丈ー夫!ファンなだけ☆」



な…な〜んだ……


って!!!



何安心してんの??!私!!!