〜side.廉〜 あーぁ、俺ってどこまでも格好悪いなぁー…… いつだってそう。 昔、俺と咲夜が不運にも偶然同じ小学校に通っていたとき。 50メートル競争も、テストも、バレンタインデーのチョコレートだって、咲夜に勝ったことはなかった。 いつだって咲夜の事をライバル視していた俺に対して、咲夜は『餓鬼』と言わんばかりに冷めた目で俺を見ていた。 本当に悔しかった。 結局、咲夜の母親に追い出されるような形で街を出ていった俺とオトンとオカン。 それも気にくわなかった。