初めて昼飯を食べるようになってから一週間がたった




その日もいつもどおりにあいらの教室まで迎えに行く途中だった




その途中廊下の窓から見えたのはあいらと知らない男が2人きりでいるところだった





俺は気づかないうちに走り出していつの間にか二人の近くまで来ていた





「高城さん!俺、ずっと前から好きだったんだ!だから付き合ってくれないかな…?」





「いいわよ…一週間だけなら付き合ってあげるわ」





「えっ、一週間....?」





「そう、1週間。それがダメなら諦めて?」




あいらがそういうと男は何処かへ走って行った




そんなあいらの元に俺は近づいていった




「あーぁ、イケメンだったのにそんなこといってよかったのかー?」



まぁ、俺よかイケメンではねぇーけどな




「えぇ、いいの。いつものことだし」




気づいてたけどコイツって何げにモテんだよなー




「ふーんそっか。んじゃあ、飯食いに行くか」



そういうとあいらは浮かない顔をしながら小さく頷いた





その後もあいらはなぜか浮かない顔をずっとしていた




あいらと飯を食ったあと俺は友達の桜井結弦と一緒に空き教室でサボっていた