「セナ、ご飯だよー・・・って、あれ?」



セナの部屋をのぞくと、机に突っ伏したまま動かない姿があった。




ねてる・・・?



そっと近づいて寝顔を盗み見ると、起きているときとは違う印象の表情がそこにある。




セナって・・・


「寝てたらちっとも怖くないじゃん」

「・・・んだと?」

「うわっ!起きた!」



じろりと睨むその瞳は鋭くて

おもわず後ずさった。




「ご、ご、ご飯ですよ!!!」




そう言い残して逃げてやった。