パンプスとシューズ


「えと…右足だっけ?痛むの。」

「そうですけど…なんで知ってるんですか?」

この人に私は足が痛むこととかは言ってない。

「隆誠、君の話しょっちゅうするから。」

ニカッと悪戯っぽく笑う

先輩が?

なんでだろ。

「靴下右だけ脱いでもらっていい?」

「あ、はい」

「ちょっと触るよ?」

黙って頷く

「うーん、これ完璧に疲労骨折だね。」

「そんな…」

「かなり悪化してる。よくこんな足であの階段のぼれたね。あの階段高かったでしょ?」

「よく階段2段とばしとかで上がるので…」

「星歌ちゃん無茶するねー。
俺のダチでもそんなことしねーよ」

そこに先輩が戻ってきた。