特別な君

その夜

私はこっそり寮を抜け出し伊織様のかおだけでも…と思って伊織様がいる校舎に向かった。

その途中
夜中であまりにも暗かったため木に躓いて脚を擦りむいてしまった。

月の光で明るくなったと思ったら目の前に見知らぬ夜間クラスの人が立っていた。

「ん〜いい香りだな。酔ってしまいそうだ。」

私は怖くなって
その場を逃げようとした。
そしたら後ろにいた男が目の前に突然現れ、私の腕をつかんだ。

雪「は、はなしてください‼︎」

「駄目駄目…君の血はとても美味そうな匂いがするんだもん。」

夜間クラスの人がそう言ったかと思うと私の腕に尖った牙を突き立てて血を舐めていた。

雪「は、はなして…くださいっ。」

中々男の人は離してくれずに血の味を堪能していた。