寒い…


それ意外に何も感じない

周りには辺り一面の雪…

何も覚えてない
なぜ自分がこんなところにいるのかも

「ザッザッ…」
後ろから足跡が近づいてくる。

「ん〜っ…うまそうな香りだ。味見してもいいかい？ヒッヒッヒッ」

「やっ、やだ！ こないで！」

「逃げても無駄だよー （ニヤリ)」

はぁ、はぁ、はぁっ
逃げても逃げても追いかけてくる…


「ガシッ！
捕まえた〜♥︎(ペロ)さぁて君の血はどんな美味しい味がするのかなぁ？」

(食べられるっ‼︎)

目を閉じてまってもくるはずだった痛みがまったく襲ってこなかった。

ソロ〜っと目を開けたら赤い瞳の顔が整っている綺麗な男の人が襲ってくる奴の腕をつかんでいた…

「ひぃっ‼︎あ、あなた様は(おまえ、僕の大切な物にその汚い手でさわるな。)
知、知りませんでした‼︎お許しを…」


「罰としておまえには消えてもらうよ」

彼の赤い瞳が光ったかと思うと突然突風が吹き、目を開けたら襲ってきた男の姿は微塵もなかった…

「大丈夫かい？」

「貴方は誰？」

「僕は伊織…玖欄 伊織」