「ゼーゼー…」
「大丈夫?大西さん」
「は、…はいだい……ッ…じょ、…じょぶ……です」
本当は大丈夫ではない…、のよ?
私のこの状態を見れば、三上先輩だって分かるよね?
でもそんな私を見て三上先輩は微笑みを浮かべ、うんうんと頷く。
そして『後、もう少し。頑張ろうね』、なんて言われてしまった。
好きな人からそんな事を言われれば、頑張ろう…と言う気にはなる。
なる…が、そろそろ止めてもいいかな?
…いいよね?
私の前を走っていたおばちゃんだって、さっき脱落してたし。
よしっ!と思い立つと途端、元気になってしまった。
私は脱落するぞ!!!
心の中でそう宣言し、先輩に顔を向けた。



