み、三上先輩ッ!
腕を離して下さい!!
いつもなら嬉しいこの状況…。
今日ばかりはすみませんが、嬉しくも何ともないです。
私の前を歩く先輩の歩調は早く、嬉々とした顔がチラリと見えた。
そんな私の横ではパタパタと羽をパタつかせながら、ニヤニヤしているレイ。
あぁ~、何かムカつく!
叩き落としてやろうかしらッ!
レイをかわいいと思ってしまった、今朝の私の頭をぶっ叩いてやりたい。
そんなこんなで先輩と早足で歩いているうちに、周りの人達の格好もマラソンに出場する選手らしき人達ばかりとなってきた。
ここが…、マラソン会場かな?
そして少し先に見えるのがスタート地点…、だよね?
肩をガックリと落としたところで、私の腕を掴んでいた三上先輩の足が止まった。



